面接の時退職理由が思いつかない原因は?【印象アップする答え方も紹介】
転職活動をするにあたって、必ず面接の際に聞かれることが「なぜ今の会社を辞めたのですか?」という退職理由に関する質問です。
退職理由は人によって様々だと思いますが、多くの人に当てはまるのがネガティブな気持ちでの退職が主だと思います。
- 「残業ばかりで辞めてしまった・・」
- 「パワハラがきつすぎる、仕事内容が大変だった・・」
- 「給料や会社の待遇が悪かった・・」
などなど考えれば考えるほど、ネガティブな退職理由が思う浮かぶかと思います。
ですがそのネガティブな退職理由を正直に面接で伝えるのは良くないことは誰もが分かっていることと思います。
「でもそのネガティブ以外に理由なんてないしな・・」と感じて、思うような退職理由が思いつかない人も多いでしょう。
そこでこの記事では「面接の時、退職理由が思いつかない原因と印象アップする答え方」を紹介していきます。
もちろん嘘を伝えることはNGなので、そこら辺はあらかじめ認識しておいてくださいね。
では、早速内容にいきましょう!
退職理由が思いつかない原因
そもそも退職理由が思いつかない原因としては「ネガティブな点ばかりに重点をおいて退職理由を考えてしまっている」ことです。
退職理由のほとんどは、ネガティブな理由なのでついついネガティブな方法に考えてしまいがちですがそれでは面接官の印象をアップする答え方は思いつきません。
ではどうすればいいのかと言うと、正直なネガティブ理由をなるべくポジティブな表現に直して伝えればOKです。
いくら正直に退職理由を伝えたとしても、理由がネガティブすぎると面接官も「ん〜それだとうちに入っても、同じような不満を持って辞められてしまうのでは?」と思われてしまいます。
なのでポイントとしては「ネガティブな気持ちを嘘をつかない範囲でできるだけポジティブな表現に変えて、かつ面接官の印象に残るような答え方」を意識することです。
「いや、すげー難しそうなこと言ってんじゃねーよ」と思われるかもしれませんが大丈夫です。
次の段落で退職理由ごとの答え方や例文を紹介していきますね。
退職理由で印象がアップする答え方と例文
まず嘘をつくことは必ず面接官にバレると思いましょう。
面接官からより評価を受けようと思って、退職理由に嘘のポジティブ理由を話したり、経験のないようなことを話すのはいずれ墓穴を掘ります。
万が一深掘りされて、答えられなくなってしまったら一発でアウトです。
まずは自分の素直な退職理由を上げていって、そこから面接での印象をアップさせるために文章を添削していきましょう。
給与が少ないことが退職理由の場合
「給料が少ない」という理由であれば、まずは普通に「給料をアップさせたかった」と伝えればOKです。
「給料が少なかったから退職した」よりも「給料をアップさせたくて退職した」という風に伝えた方が印象はマイナスになりません。
給料をアップさせたいと言った後は、前職で給料をアップさせるために自分がやってきたことを話していきましょう。
給料を上げたいと思っているのに、何も行動していないのは面接官からの印象として弱くなってしまいます。
実際に「給料が上がらないのは評価が高くないことが原因だったが、上司に相談しても聞き入れてもらえなかった」
という感じで、具体的な給料アップのために自分ができることをやったということアピールしましょう。
結論と具体的なエピソードを交えて話すことで面接官から「なるほど、この人はきちんとやるべきことをやったけど給料がアップできなくてそこで働くモチベが下がってしまったんだな」と思ってもらえます。
こう伝われば退職理由を聞いてもマイナスな印象にはつながらないので、答え方としては良いでしょう。
例文
「私は前職の給料よりも給料をアップさせたいと考え今回の転職に致しました。前職では私自身それなりの実績を作り、会社から推奨されている資格取得もこなしておりました。
しかし2〜3年経っても給料が上がらず、上司にその旨の相談をしてみても聞き入れてもらうことができませんでした。
そのためよりきちんと自分の成果に応じて評価をしてくれる会社で働きたいと思い、今回の退職に至りました。」
残業が多い場合の退職理由
ただ「残業が多すぎて辛すぎて辞めました」という理由は、よほどブラックな会社でない限り言うべきではありません。
過労死レベルの残業時間とかだったら、正直に伝えても特にマイナスなイメージにはなりません。
ですが残業時間が理由であっても、できるだけポジティブな理由に変えられるように添削していきましょう。
ポイントとしては、今までやってきた残業でどんなことをやっていたのかということです。
仕事が終わらないということがほとんどですが、会社によって周りの目を見てなかなか帰れずに残業をせざるを得なかったという人も多いです。
それぞれの残業が多い原因を自分なりに分析して、できるだけポジティブなものに仕上げていきましょう。
例文
「私は残業時間をより少なくしたいという気持ちから転職を決意いたしました。
残業は絶対にやりたくない。ということではありませんが、前職は残業が善という考えの会社でした。
自分自身は仕事を効率化して、定時で帰れるような状態を作ることができていましたが会社の環境がそれを許してくれませんでした。
結果として何もやっていないのに残業するという無駄な時間を過ごすことが多くありました。
なのでより残業時間を自分で調節したりできるような会社で働きたいと思い転職をすることにしました。」
キャリアップしたくて退職する場合
ITエンジニアといった技術職の人は、色んな現場を経験することでキャリアアップすることができます。
そのためいつまでも同じような現場で働き続けるということは、スキルがそこで止まってしまうことを意味します。
なので正直にキャリアアップしたいけど、今の会社ではそれが叶いそうにないということを話していきましょう。
キャリアップのための転職はそれだけでポジティブな理由なので、面接官からの印象もすごい高くなります。
もちろん嘘はダメなのであらかじめご注意くださいね。
例文
「私は今まで〇〇という仕事をしていたのでその経験を活かして今度は△△という仕事にキャリアアップさせたいと考えたのが転職理由になります。
前職では〇〇の仕事を3年間ほどやらせていただいておりました。3年である程度実績がついた頃、ちょっと新しい仕事を経験してエンジニアとしてのキャリアアップをしたいと考え、上司に相談しました。
上司からは検討してみるというお言葉をいただいたのですが、1年以上経っても何も音沙汰がありませんでした。
改めて交渉しにいっても、聞き入れてもらえずにいたのでこの度転職することを決意いたしました。」
まとめ:退職理由は必ず聞かれるからこそ、きちんと対策しておこう
転職活動すると、必ずと言っていいほど退職理由は聞かれることになります。
この退職理由の答え方によってはマイナスにもプラスにもなったりするので、ぜひとも印象がアップする答え方ができるように準備しておきましょう。
僕は実際にキャリアアップとして退職を決意したので、面接ではそこまで面接官からの印象を落とすことなく選考を進めることができました。
まずは自分の素直な退職理由をピックアップして、なるべくポジティブな内容に変えられるように頑張ってください。
ということでこの記事では「面接の時、退職理由が思いつかない原因と印象アップする答え方」を紹介しました。