基本情報技術者試験の合格率が低い3つの理由【合格するためのコツも紹介】
- 「基本情報の資格ってめちゃくちゃ合格率低いけど、なぜあんなに低いの?」
- 「やっぱり基本情報は難しい試験なの?」
ITの資格である基本情報の資格を取ろうと考えている人は、このような悩みを持ったことはありませんか?
基本情報技術者試験はITの資格の中でも、基礎的なものになります。
にもかかわらず例年基本情報技術者試験に合格する人の割合は「2〜3割」ぐらいです。
これだけ見ると、かなり難易度の高い試験だと思いますが実際には「難しい」が合格率の低い原因なのでしょうか?
そこでこの記事では「基本情報技術者試験の合格率が低い3つの理由」について紹介していきます。
合格率が低い理由を話した上で、合格するためのコツも合わせて紹介するのでぜひ最後までご覧ください。
では早速内容にいきましょう!
基本情報技術者試験の合格率が低い3つの理由
早速結論から言ってしまうと、基本情報技術者試験の合格率が低い3つの理由は
- 応募数よりも受験者数の方が少ないから
- IT業界に勤める社員が会社から強制的に受けさせられているから
- 単純に難しいから
です。1つずつ解説していきます。
応募数よりも受験者数の方が少ないから
例えば「令和元年度秋期」の応募者数と受験者数を比較してみましょう。
令和元年度秋期 | |
応募者数 | 91,700人 |
受験者数 | 66,870人 |
合格率 | 22.2% |
これを見れば一目瞭然ですが、応募者数よりも実際に受験する人の方が圧倒的に少ないのです。
ということは基本情報の資格を受けようとしたけど、何らかの理由で受験を諦めてしまった方が多くいるということです。
なぜ受験を諦めてしまうのでしょうか?
もちろん当日の体調不良であったり、その人のスケジュールの都合もあるかと思いますが一番多い理由としては「合格するまで達する知識が身に付いていなかった」ことです。
「勉強不足だから、受けたところで意味がない」という考えから、試験当日に受験しないのです。
ダメもとで受験したとしてもどうせ落ちるので、そうであれば初めから受験せず次回に向けて勉強を始めた方が効率が良いと考えるのです。
実は基本情報の合格率が低い原因の1つは、受験をしていない人によって起こされているのです。
IT業界に勤める社員が会社から強制的に受けさせられているから
IT業界に入社すると、会社から「資格を取れ!資格を取れ!と強く言われることが多いです。
実際に僕もIT業界に入社すると、まず初めにITパスポートという資格を取らされ、入社5年以内には基本情報の資格を取るように言われまくりました。
これだけIT業界が資格にうるさい理由は、何と言ってもエンジニアとしての実績やスキルを証明するためです。
エンジニアは技術職なので、技術がなければ当然どこの会社にも必要とされなくなってしまいます。
そこで「私はこれだけの技術力を持っていますよ」と簡単にアピールするために便利なのが「資格」です。
技術力が上がっていけば、色んな会社に必要とされ会社としての売上もアップしていきます。
なのでIT業界の会社は社員に色々な資格を取らせようとするのです。
中には資格の受験にかかる費用を会社で負担して、無理やり受けさせる会社も存在します。
そのような会社があるため、社員にとっては無料で受験できるということもあってそこそこの勉強だけで望む人が多いのです。
自分でお金を払えばそのお金を損したくないあまり、めちゃくちゃ頑張って勉強するかと思いますが、会社が負担してくれるとなると不合格でもデメリットがありません。
なので特に勉強せず、記念受験として受けている人が合格率を下げている理由の1つなのです。
単純に難しいから
ハッキリ言いますと、基本情報技術者試験は難しいと思ってください。
特にIT業界に未経験で入社した方であれば、なおさら難しいです。
単純に試験内容が難しいため、合格率が低いというのは十分に考えられる話です。
基本情報技術者試験ということで、ITの基本的な部分が出題されることは間違いありません。
ですがIT未経験者の方にとっては「???」のような用語や機械などが当たり前のように出題されます。
なのでいくら勉強しても、その内容がイメージできずに実際の試験ではボロボロになってしまうというケースが多いです。
IT経験者であれば、仕事で使っているようなサーバやシステムをイメージして「仕事で使っていたあの部分は、こういう理由で使われているのか!」と学びを深めることができるので楽なのです。
つまりIT未経験者の方が受験することが多いこの基本情報試験は、単純に難しくて合格率が低いのです。
基本情報技術者試験に合格するための3つのステップ
ここからは基本情報の資格を取得するためにやるべき3つのステップを紹介していきます。
主に独学で勉強したい方向けに紹介します。
その3つのステップとは
- 参考書を買ってとりあえず1週する
- 過去問を解きまくる
- 不明点はYouTube、参考書を開いて理解を深める
です。
【STEP1】参考書を買ってとりあえず1週する
まずは自分が一番分かりやすいと感じる参考書を購入しましょう。
本屋に行って、基本情報の参考書をペラペラとめくって自分が一番読みやすいと感じる本を選びましょう。
ちなみに僕が選んだ参考書は2冊あります。どちらも初心者向けなので読みやすいです。(なんで2冊も買ったんだろw)
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参考書を買ったらまずは1周することを目標に読み進めていきましょう。
途中で「何これ?意味わからん?」となっても次に進むようにしていきます。
こうすることで基本情報で出題される問題の全体像を把握することができます。
なのでここでは基本情報の全体像を把握することを目標に読み進めていきましょう。
【STEP2】過去問を解きまくる
参考書を1周したら早速過去問を解いてみましょう。
過去問を解くことで、出題者がどのような意図で問題を作っているのかを理解することができます。
出題者の意図が読み取れるようになれば、あとは出題者の意図に沿った勉強をすることでどんどん点数を伸ばしていくことができます。
過去問を解く際には「基本情報技術者過去問道場」がおすすめです。
無料で今まで出題された過去問を一気に解くことができて、アカウントに登録すれば間違えた部分を復習することができます。どんどん解きまくりましょう。
【STEP3】不明点はYouTube、参考書を開いて理解を深める
過去問を解いて分からない部分は、参考書を読み返したりすると良いです。
しかし中には参考書を読んでもいまいち理解できない、何となくわかったけどイメージがつかないというようなことも多いです。
そこでおすすめなのが基本情報の資格について発信しているYouTubeを見ることです。
YouTubeであれば、参考書よりも分かりやすい図や言葉で解説してくれるので実際の問題のイメージがつきやすくなります。
僕のおすすめの基本情報のYouTubeはこちらです。
間違えた問題はそのままにせず、YouTubeや参考書でしっかりと理解し時間を置いて解き直すようにしましょう。
そのままにしてしまうと、どんどん分からない部分がたまっていきます。
IT未経験で不安ならまずはITパスポートを取ろう
もしIT未経験でまだ基本情報の勉強が難しいと感じる方であれば、まずはITパスポートを取得してみましょう。
ITパスポートは基本情報よりも難易度が下がった、IT未経験者にとって取りやすい資格です。
合格率も常に50%ぐらいとなっているので、資格が何もない方にもおすすめです。
もしITパスポートに合格することができれば、その知識は基本情報技術者試験にも活かすことができます。
ITパスポートについて知りたい方は別記事「【初心者でも目指せ一発合格】ITパスポートの効果的な勉強方法を3STEPで紹介」をどうぞ!
まとめ:基本情報技術者はしっかりやれば合格できる
基本情報技術者試験は、きちんと勉強を繰り返していけば未経験者であろうが十分に合格できる試験です。
過去問を解いて8割以上取れるようになったら、自信を持って試験に望みましょう。
仮に落ちてしまったとしても、反省を活かして再び受験することもできるので諦めずにチャレンジしていきましょう。
ということでこの記事では「基本情報技術者試験の合格率が低い3つの理由」について紹介しました。