新卒で仕事を辞めたいあなたに【辞めた方がいいケースと辞めない方がいいケースを紹介】
- 「仕事がもう辛すぎて今すぐにでも辞めたい・・」
- 「この仕事は自分には向いていなかった・・」
- 「もう辞めよう・・」
そんな悩みを持っている新卒の方、意外と多いのではないでしょうか?
新卒の方は初めての仕事、初めての社会人生活でたくさん戸惑う部分も増えてくるでしょう。
ちょっと仕事に慣れてきたと思ったら、新しい仕事を覚えることになって大変だったり。
社会人になれば楽しいことがある反面、つらいと感じてしまう時期も多々あります。
あまりにも仕事が辛すぎると「もう辞めよう・・」と退職を決意される方もいますが、ちょっと待ってください。
新卒の方で辞めたい理由によっては、辞めない方がいいケースもいくつかあります。
もちろんその反面、できるだけ早めに辞めるべきケースもあります。
今回はそんな「辞めてもいいケースと辞めない方がいいケース」を紹介します。
「仕事を辞めたいな・・」と思っている人は、どちらのケースに当てはまっているのかを今一度チェックしましょう。
新卒でも辞めてもいい3つのケース
新卒で会社を辞めてしまうと「経歴が短すぎて傷がついてしまって、転職に不利になる・・」と言われると思います。
確かに経歴に多少の傷はつきますが、だからと言って絶対にやめない方がいいとは一概に言えません。
ここでは経歴が短い新卒であっても、辞めてもいいケースを3つ紹介します。
パワハラ、セクハラを受けている
上司や周りの人から理不尽な仕事を要求されたり、自分の存在を否定するような言葉を浴びせる行為は「パワハラ」に該当します。
また女性の方であれば、デリケートな性的言動で嫌がらせをする行為を「セクハラ」と呼びます。
パワハラ、セクハラを頻繁に繰り返されるような職場環境であれば、今すぐにでも退職や周りに相談することをおすすめします。
そのような環境が当たり前だと思ってしまうと、どんどん自分を追い込んでしまい、いつの日か精神的に病んでしまうこともあるでしょう。
精神的に病んでしまう前に、まずは上司よりもさらに上の階級の社員や周りにセクハラ、パワハラを受けていることを相談しましょう。
もし相談しても、一向に職場環境が変わらない場合は退職した方が賢明です。
新卒で退職したとしても、退職理由がパワハラ、セクハラで相談したけど改善されなかったということであれば、特段不利になるようなことはありません。
長時間労働の日々を送っている
毎日9:00に出社し、帰るのはいつも23:00の終電ギリギリ。
そんな長時間労働を繰り返していると、いつの日か体が持たずに倒れてしまうことになります。
もし自分が仕事好きで、いつの間にか残業をしているような状態であれば問題ないのですが、
大抵の人は帰りたいけど仕事が終わらず結果的に終電ギリギリになってしまう人がほとんどです。
長時間労働に悩んでいる方は、まず自分の仕事の進め方を改善できないかチェックしましょう。
少しずつ改善することができれば労働時間も短くできるはずです。
⬇︎の記事では、残業しないために仕事を効率化するコツを紹介しています。
もしそれでも長時間労働が続いてしまうようであれば、退職して転職するのもありです。
同じような仕事でも会社によっては、人が揃っていたり便利なシステムが導入されていたりと長時間労働にならない環境作りをおこなっている会社もあります。
就職する前に聞いていた仕事内容と違っていた
例えばシステムエンジニアとして、システムの開発や運用などを幅広くスキルを身につけられる会社に魅力を感じて入社したとします。
研修も終わっていざ配属になると、やることは書類のコピーやらカンタンなExcelの入力作業。
「思っていたことと違うんだけど・・」と仕事内容のミスマッチが起こるケースです。
この場合は退職して転職してもいいでしょう。
新卒でも辞めない方がいい3つのケース
ここからは新卒の方で辞めない方がいいケースを3つ紹介します。
この中で1つでも当てはまったら、ちょっと退職は考え直した方がいいです。
仕事に興味がないから辞める
- 「人間関係には恵まれている」
- 「たまに長時間労働はあるけど、少しだし残業代も出る」
- 「でもただ単に仕事に興味があるから辞めたい」
このような場合は、ちょっと退職は考え直した方がいいかもしれません。
というのも仕事に興味がないで辞めてしまうのは、今後のキャリアに影響を及ぼしてしまうからです。
もし転職活動をしたとしても、仕事に興味がないのだとすると「この人は興味がなければすぐに辞めてしまうのでは?」と疑問視されてしまいます。
もし今の仕事に興味がないのだとしたら、考え方を少し変えて楽しくなるような仕事をするようにしましょう。
例えば
- 「毎日、定時で帰るためにはどの仕事をどのくらいで終わらせればいいのか?」
- 「この仕事を午前中に終わらせたら、昼は〇〇でプチ贅沢な食事をしよう」
というような考えで仕事をすると、興味がない仕事でも楽しくなっていきます。
興味がない仕事でも工夫してやってみると、面白いかもしれませんよ。
最低6ヶ月分の生活費の貯金がない
働きながら転職活動をしていって、退職日の次から新しいところで働き始めるというのであれば特にこの部分は問題ありません。
ですが一旦退職してゆったりとした環境で転職活動をしたいという方であれば、生活していくだけの貯金が必要になっていきます。
試しにあなたの毎月の生活費を計算してみましょう。
- 家賃、水道光熱費、通信費といった固定費
- 食費、雑費、消耗品費といった変動費
などを計算し、1ヶ月にこれだけあれば生活は苦にならないレベルの金額を算出しましょう。
あとはその1ヶ月の生活費が最低6ヶ月分の貯金が今あるか確認しましょう。
なぜ6ヶ月分なのかというと、新しい職場に転職して働き始める期間が未知数だからです。
ほとんどの人は退職してから3ヶ月以内に転職できるケースが多いですが、人によっては半年以上もかかってしまう人もいます。
なので最低でも6ヶ月分の生活費があれば、経済面の心配が少なくて転職活動に集中しやすくなるのです。
自分に向いていないからつらい
新卒の特に1年目から「自分にはこの仕事向いていない」と判断するのはもったいないです。
なぜなら新卒の1年目は「仕事を覚える時期である」からです。
1年目は仕事を覚えるのがメインで、
2年目は覚えた仕事を実際に自分の力だけで行うのがメインになってきます。
なので1年目の仕事を覚える時期の段階で、向いているか向いていないかは判断しづらいのです。
僕も新卒で配属された当初は「やばい向いてない・・辞めたい」と思う日々が毎日続きました。
というのも僕はIT業界に未経験で入社したので、周りのみんなは横文字でコミュニケーションをとっていたのです。
初めてのIT業界で横文字が多く、専門用語が多い状況に相手が何を言っているのか分からず仕事についていけない自分に嫌気が差しました。
でも2年目ぐらいになってくると、横文字や専門用語にも慣れてきてスムーズに仕事が進められるようになりました。
なので新卒1年目の方で「自分には向いていない・・」と判断するのはまだ早いです。
もう少し今の仕事を頑張ってみて、2〜3年経っても同じような状態であれば仕事を変えるように判断する方がいいかもしれません。
新卒で今の仕事を辞めるリスク
まず「経歴に傷がつきやすくなる」のは言うまでもありませんが、他にも失業手当がもらえないというのは新卒にとって大きなリスクです。
失業手当は「会社を退職して、次の転職先が見つかるまでの費用を支給してくれる制度」です。
雇用保険の被保険者の方が、定年、倒産、契約期間の満了等により離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職していただくために支給されるものです。
引用:基本手当について
この失業手当を受けるためには、1年以上社会保険に加入している必要があります。
なのでもし新卒1年目の方が退職してしまうと、社会保険の加入期間が1年未満となってしまうので失業手当がもらなくなってしまいます。
そうなると自分の貯金で生活費を賄う必要があるので、生活費を気にしながら転職活動をすることになってしまいます。
先ほど紹介した「6ヶ月分の生活費の貯金がある」というのは失業手当が支給できなかった場合のリスクをカバーするためにあったのです。
新卒で仕事を辞めることで得られるメリット
新卒で仕事を辞めるメリットはまず「ストレスからの解放」があります。
毎日早起きして、遅くまで働いてたのが退職翌日から自由になります。
そのためストレスから解放されて、ゆったりと休むことができます。
また他にも「じっくり転職活動をする時間が増える」というのもメリットです。
仕事をしながらの転職活動では、日々の仕事にプラスして転職活動をしなければいけないのであたふたしやすいです。
そのため転職先でもミスマッチが発生してしまうことあり得る話です。
ですが仕事を辞めた後の転職活動では、時間に余裕があるため本当の自分のやりたい仕事、働きたい環境をじっくり探すことができます。
まとめ:まずは何をするべきか考えよう
今回は新卒でも仕事を辞めた方がいいケースと辞めない方がいいケースを紹介しました。
今回紹介したのはあくまで例なので、最終的な判断はあなたです。
辞めたいなと思ったら、まずは自分で辞めたい原因を改善できることはないか?を考えましょう。
それでも改善されなかったら退職しようと判断したのであれば、退職してもいいと思います。
自分の人生は自分で決めるべきです。人生を決めるためにこの記事が何かの役に立てば嬉しいです。
では、また!