転職で年収アップは難しい?【年収をアップさせやすくする3つの方法を解説】
- 「転職で年収をアップさせるのって一部の人しか無理なんじゃないの?」
- 「実績とかスキルがないと年収アップどころか、下がってしまうんじゃ?」
転職をしようと考えている人や、年収について悩んでいる人はこのような悩みを持っているのではないでしょうか?
確かに転職をすることによって、年収がアップする人もいれば下がってしまう人もいらっしゃいます。
もちろん自分の持っているスキルや実績で、年収がアップすることもあれば下がることもあるので一概には言えませんが、必ずしも自分の能力で年収が決まるとは限りません。
外部的な要因によって年収がアップするか下がることもあるのです。
そこでこの記事では「年収をアップさせやすくする3つの方法」について紹介していきます。
では、早速内容にいきましょう!
年収をアップさせやすくする3つの方法
転職で年収をアップさせやすくする方法としては
- 需要の高い業界に絞って転職活動をする
- 今の仕事スキルが活かせる会社を選ぶ
- 自分の希望年収以上を求人票で提示している会社を選ぶ
この3つです。
需要の高い業界に絞って転職活動をする
当たり前ですが、需要の高い業界は自然と給料が高くなります。
例えば現在はコロナウイルスの影響により、在宅で仕事をする人が増えていることもあってIT業界の需要がどんどん増えていっています。
その逆に外食をする人が減っていっているということもあって、飲食業界は需要が低くなっていっています。
どちらの業界で同じ時間働いていたとしても、給料は全く異なります。
その理由は「需要の大きさ」が異なるからです。
実際に業界ごとの年収を見比べてみましょう。
1位 | インフラ業界 | 約870万円 |
2位 | 金融業界 | 約800万円 |
3位 | IT業界 | 約650万円 |
4位 | 教育業界 | 約630万円 |
5位 | 製造業界 | 約590万円 |
6位 | 医療・福祉業界 | 約550万円 |
7位 | 建設業界 | 約540万円 |
8位 | 不動産業界 | 約520万円 |
9位 | 卸売業界 | 約500万円 |
10位 | 複合サービス業界 | 約480万円 |
出典:国税庁「民間給与実態統計調査結果(2019年分)」
10位の「複合サービス業界」と1位の「インフラ業界」では、なんと390万円の差がついていることが分かります。
このように業界によって給料の基本給というのものが変わっていくので、今よりも需要のある給料の高い業界に転職をすることで自然と年収をアップさせることができるのです。
実際に業界の経験で未経験であっても、年収が上がったという人もいらっしゃいます。
今の仕事スキルが活かせる会社を選ぶ
例えばITエンジニアとして働いていて「もっと自分の技術力を活かして更なるスキルアップを狙いたい!」というような気持ちを持っている人は、同じ業界の転職でも年収をアップさせやすくなります。
会社にとって必要なスキルを持っているような人は、どこにいっても重宝される人材になれます。
そのような人材を見たら会社側としては「なんとしてでもうちの会社に入れたい!」と思い、年収をアップして提示してくれることがあります。
自分の今のスキルや実績に自信がある人であればあるほど、年収がアップしやすくなりますね。
自分の希望年収以上を求人票で提示している会社を選ぶ
求人票を見てみると、必ず年収欄というものがありそこに雇うにあたっての金額が提示されています。
その提示額が自分の希望している年収と一致していれば、内定をもらった際に希望通りの年収で働くことができるようになります。
もちろん最終的には、自分自身の人柄やスキルによって判断されるので、どのくらいの年収を提示してもらえるかは一概には言えません。
もし年収欄に「300万円〜500万円」と書かれていたら、よほどのことがない限りその金額の間で提示してくれる可能性が高いです。
なので確実に年収をアップさせたい方は、年収欄をよくチェックしてみてから応募することをおすすめします。
転職によって年収が落ちてしまう人の2つの特徴
では逆に転職によって年収が落ちてしまう人には、どのような特徴があるのでしょうか?
それは大きく分けて2つあり
- 未経験で需要の変わらない業界に転職する
- スキルや実績が評価されなかった人
です。
未経験で需要の変わらない業界に転職する
需要の高い業界であれば未経験でも年収は上がりやすくなるとお話ししましたが、需要がないのは別です。
今の業界と同じような需要、あるいは今の業界よりも需要が低い業界に転職しようとするとかなりの確率で年収が下がってしまう可能性があります。
未経験で需要が低い業界というのは、当然ながら自分は戦力として会社に貢献するのは時間がかかってしまうので、どうしても年収が低い状態に設定されてしまうのです。
なのできちんと「今はどの業界が需要が高くなっているのか?」をしっかりと見極めることが大切です。
ニュースを見たり、自分で調べてみたりして世の中の動きを常にチェックしてみるといいでしょう。
もし「今はどの業界が需要高いのかイマイチ調べるだけじゃ分からない」という方は、転職エージェントを利用してみましょう。
転職エージェントでは「転職に関するあらゆる疑問点」について相談できるので、今どの業界が需要が高くなっているのかを簡単に聞くことができます。
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スキルや実績が評価されなかった人
転職活動によって自分のスキルや実績がそこまで評価されない場合も、年収が下がってしまう可能性があります。
きつい時には、スキル不足を理由に応募した会社のほとんどから不採用の通知がきてしまうこともあるでしょう。
もしそうなった時は、落ち込むのではなく「まだまだ自分は伸び代があるんだ」とポジティブに考えて、もっと今の仕事を頑張ってスキルを身につけるように努力しましょう。
今の自分がどのくらいのスキルを持っているのかを知りたければ、定期的に転職エージェントに相談するようにしましょう。
相談するだけでも「今の自分はどのくらいの市場価値を持っているのかな?」「年収は上がりやすいのかな?」ということが把握できます。
転職で年収を絶対に下げたくない方は・・
転職で年収を絶対に下げたくない方は「今の会社に働きながら転職活動をしてみて、自分の理想の年収に届かなかったら転職は辞める」ようにしましょう。
これが一番確実に転職に失敗しないコツです。
働きながら転職活動をすることはかなりの負担になりますが、それ以上に安定があります。
もし年収が高い会社に転職が決まれば、確実に年収アップが可能ですし
年収が下がってしまう転職であれば、内定を辞退して今の会社でしばらく働くようにすれば無職にならず、収入がゼロになる心配もありません。
なのでできれば転職活動は「今の会社に居続けながらやる」のが一番安心です。
まとめ:転職で年収をアップさせるのは外部的要因が大きい
転職は今の自分のスキルや実績で全てが決まると思っている方が多いですがそんなことはありません。
その業界の今の需要、会社の業績などによって大きく年収は変わってきます。
ぜひとも「自分はどのくらいの年収が欲しいのか?」を考えて、実際に求人票を見てみてください。
ということでこの記事では「年収をアップさせやすくする3つの方法」について解説しました。