退職する決断ができない人の3つの原因と解消法【漠然とした不安を無くそう】
「退職しようと思っても、辞めた後のことを考えると不安すぎて辞められない・・」
退職をしたいと考えている方は、このような悩みを持っているのではないでしょうか?
確かに新しい会社に転職が決まらずに会社を辞めると、収入が無くなってしまうという恐怖を感じることでしょう。
できれば次の職場に転職が決まってから、退職するのが理想ですが人によっては前職が忙しすぎてそれどころでないという人も多いでしょう。
この記事では「退職する決断ができない人の原因と解消法」というテーマでお話ししていきます。
もし今退職しようと思っているけど、思うように踏ん切りがつかないという方の参考になればと思います。
それでは、早速内容にいきましょう。
退職する決断ができない人の3つの原因
退職する人がなかなか辞めると会社に言えない原因は
- お金に対する不安がある
- 辞めるまでの間、会社にいづらく感じる
- 無職で友人や周りから冷たい目で見られてしまう
この3つです。
1つずつ解説していきましょう。
お金に対する不安がある
会社を辞めると、当たり前ですが収入がゼロになってしまいます。
退職後の翌月に最後に働いていた月の給料が支給されて、それで最後になってしまいます。
さらに住民税や年金、健康保険も自分で手続きをし自分で納付する必要も出てきます。
一番の問題は、退職した後生活ができるのかどうかです。
今までは毎月毎月、一定額の給料が貰えていたのでもらえる給料から逆算して、生活を上手くやりくりしていたと思います。
ですが退職後は収入が途絶える分、日々の生活も新たに見直さなくてはなりません。
特に1人暮らしの方であれば、家賃や光熱費等の費用も払う必要があるので大きな不安を感じてしまうのも無理はありません。
このように退職後のお金に対する不安を抱えている人は多いです。
辞めるまでの間、会社にいづらく感じる
会社を辞めるとなると、遅かれ早かれ同僚や上司などに自分が退職するということが広まることになります。
自分の退職の件が他の社員に広まってしまうことは、引き継ぎやいなくなった人の分をどのようにカバーするかを決める必要があるので避けられないことです。
ですが人によっては、退職が広まった瞬間にやたら他の社員から視線を感じるようになって、会社にいづらいと感じてしまうこともあります。
「こんな人がいないのに、なんであいつ辞めるんだよ・・」という風に、周りが思っていないか不安に感じてしまうのです。
このように会社を辞めるのは問題ないですが、会社を辞めるまでの間が精神的にきついという理由で退職を決断できない人は多いです。
無職で友人や周りから冷たい目で見られてしまう
無職であることは、周りから冷たい目で見られてしまうということもあります。
そのせいで無職であることに強い劣等感を抱いてしまい「なんで会社を辞めてしまったんだろ・・」と後悔を感じてしまう人もいます。
- 「友達からバカにされたらどうしよう・・」
- 「周りから冷たい目で軽蔑されるのはイヤだ・・」
そういった気持ちがどうしても強くなっていって、なかなか退職に踏み切れない人は多いです。
退職できない人の原因の3つの解消法
ここまで退職を決断できない人の原因をお話ししました。
ここからは退職できない人の原因を解消する3つの方法をお話しします。
会社員は失業保険がある
会社員になると、社会保険という公的な保険に強制的に加入することになります。
月々の給料から引かれるので、保険料を払った感覚がありませんが、この社会保険はかなり充実した保険になっています。
社会保険の補償内容にはたくさんの種類がありますが、今回の退職する上で使える保険が「失業保険」です。
失業保険は、会社を辞めた人が次の会社を見つけるための間の支援として支給されるお金のことを言います。
退職後に転職活動をしようとした際、気になるのが「失業保険(失業手当)」について。失業保険とは、公的保険制度の一種で、正式には「雇用保険」と言います。加入者は、失業した場合や自己都合での退職にあたり、「失業手当(正式には基本手当)」を受給することができます。
ただし会社員だからとって、全員がこの失業保険を受け取れるわけではありません。
- 社会保険に離職日以前の2年間で12ヶ月以上加入していること
- 就職しようとする意思がある
といったいくつかの条件をクリアすることが必要です。
よく「失業保険は、自己都合退職には適用されない」と勘違いされる方がいるのですが適用されます。
つまり自分の意志で前の会社を辞めたとしても、条件をクリアすれば誰でも失業保険を受けることができるのです。
支給される金額は前職の年収によって計算されるので、イメージとしては今までの給料の約60%が支給されるのをイメージしてもらえばいいと思います。
詳しくはハローワークなどで聞くようにするのが確実です。
このように日本には失業をしたとしても、手厚い保険がカバーしてくれるので、
給料がゼロになったとしてもしばらくは失業保険で生活費をカバーすることができます。
さらに失業保険の支給金額がまだ残っている状態で、就職することができると「再就職手当」というさらにお得な手当を受けることができます。
このように一生分は無理ですが、少なくとも次の会社に転職するまでの間は、国からの補償でお金面の不安はカバーすることができるのです。
周りは気にしても無駄と考える
周りを気にしたところで良いところは何一つないです。
むしろ気にしてしまうと、自分にとって悪影響しかありません。
なので会社を辞めることになっても周りの目は気にしないようにしましょう。
周りを気にしなくなるコツとしては「忙しい状態を作る」ということです。
周りを気にする時って、何もしていないことがほとんどです。
その何もしていない時間帯を勉強や読書、転職活動などに費やすことで周りを気にする暇がなくなってきます。
どんな些細なことでもいいので、どんどん予定を入れて忙しい状態を維持していきましょう。
退職後のスケジュールをきっちり決める
「退職した後はどのようなスケジュールで行動していくのか?」を決めておくことで、漠然とした不安を解消することができます。
例えば、まだ何も転職活動をしていなくてただ普通に退職したとすると、漠然とした不安を感じてしまうのは無理もないです。
そうではなくて退職後から1ヶ月は必要な保険の手続きや勉強などに費やして、2ヶ月目から転職活動を始めて3ヶ月目には新しい会社で働き始める。
みたいなスケジュール感を考えておくことで、漠然とした不安は少しずつ解消されていきます。
○月○日から新しい会社で働き始めるかを決めれば、そこから逆算して今日は何をするべきかを考えることができます。
なので退職する前に、どのようなスケジュールをこなしていくかをざっくりでいいので考えておきましょう。
これをやるかやらないかで、漠然とした不安は大きく変わります。
まとめ:退職後は自分との戦い
退職した後は、あなたのことを面倒見てくれる上司や同僚はいなくなります。
なので怒られる心配もありませんが、指摘してくれる人もいません。
自分が主体的になって動いていかないと、ダラダラ過ごす羽目になってしまい、新しい会社に転職するまでが遅くなってしまいます。
退職した日と転職する期間が長ければ長いほど、その分不利になってしまうのできちんとスケジュールを決めて動くようにしましょう。
もし退職することになったら、今度は退職したあとにやるべきことがいくつかあります。
やるべきことを書いた記事がこちらにありますので参考にしてみてください。⬇︎
ということで今回は「退職する決断ができない人の原因と解消法」をご紹介しました