退職を決意したらやるべき3つのポイント

2022年6月15日

  • 「もう今いる会社を辞めたい・・」
  • 「でも具体的に何をすればいいの?」
  • 「退職の旨を伝えた後にするべきことは?」

退職をしようとしている人にとっては、このような悩みを抱えているのではないでしょうか?

確かに「もう退職しよう!」と決意をするまではいいのですが、実際決意した後に何をするべきかは分からない人も多いと思います。

僕も新卒で入社した会社を2年で退職しましたが、当時は退職の意思を伝える以外に何をすべきかがよく分かっていませんでした。

そこで今回は退職をしようと考えている方に「退職を決意したらやるべき3つのポイント」をご紹介いたします。

この記事を読んで退職の不安を少しでも解消していただければ幸いです。

それでは、早速内容にいきましょう!

①退職の意思を伝える日を決める

退職の意思を伝えるためにはまずあなたが退職したい日にちを決めましょう。

人によって退職したい日はそれぞれなので自分の希望する日にちを選びましょう。

例えば「3月末まで働いて、4月の新年度から心機一転、転職先で働きたい」とか「もうブラック過ぎて今すぐにでも辞めたいから、今日から1ヶ月後」などです。

退職したい日にちを決めたら「○月○日に退職する」と会社に伝える日を決めていきます。会社に伝える日の選び方は、あなたの就業規則をよくチェックしましょう。

法律上であれば、正社員は退職日の14日以内に申し出ればOKとされています。⬇︎

  1. ① 期間の定めのない雇用の場合(民法第627条第1項)
    労働者には「退職の自由」がある。そのため、退職を希望する労働者は自由に退職することができ、退職の意思表示から2週間が経過すると雇用関係が終了(=退職)する。

出典:労働相談Q&A

ですが会社の就業規則によっては、1ヶ月以上や3ヶ月以上前から退職する意思を伝えるようにと書かれている場合があります。

もちろん法律では退職の意思を14日以内に伝えればOKなのですが、就業規則を守らないと会社との関係が悪くなってしまう可能性があります。

会社との関係が悪くなってしまうと、退職まで気まずい思いをすることになります。なるべく会社の就業規則に合わせて退職の意思を伝えるようにしましょう。

一番いいタイミングは「退職を決意した翌日や翌々日に会社に退職の相談」することです。

ちなみに僕の会社は退職する3ヶ月以上前から伝えないとダメな会社でした。なので僕は余裕持って6ヶ月前から退職したいと相談していました。笑

②半年分の生活費を残せるように貯金する

退職を決めたら「今の自分にはどのくらい貯金があるのか?」を確認してください。退職後すぐに新しい会社に転職するのであれば、問題ありませんが、人によっては退職してから転職活動を始めるという方も多いでしょう。

そうなると退職後は収入がゼロになります。収入がゼロで貯金もほとんどない状態でいると、転職活動はおろか普段の生活費も足りずに路頭に迷うことになってしまいます。なので退職を決意した時は、今貯金がどのくらいあるかを知っておきましょう。

理想は6ヶ月分の生活費です。

6ヶ月分の貯金があれば、もし転職活動が上手くいかずなかなか仕事が見つからなくても生活費の心配は軽減されます。

「6ヶ月分の生活費の貯金なんてないよ〜」という方は、最低でも3ヶ月分の生活費は用意しておきましょう。3ヶ月分の生活費があれば、退職翌日から失業手当の支給までの期間の生活費をまかなうことができます。

失業手当は、会社都合の退職であれば申込から7日後に支給されますが、自己都合退職だと2ヶ月以上かかります。その2ヶ月の間を無収入で生きていくことになるので、かなり生活が難しくなってしまいます。なので最低限3ヶ月分の生活費は用意するようにしましょう。

③転職活動を開始する

退職を決意しその後新しい会社に転職する方であれば、早い段階から転職活動をスタートさせましょう。

転職活動を始める日が早ければ早いほど、たくさんの情報に触れることができ自分に合った理想の求人が見つかりやすくなります。

もちろん人によっては「今の会社が忙しすぎて転職どころではない」「一回退職してゆっくり休んでから、コツコツ転職活動をしたい」と考えている人もいるので、いつ転職活動をスタートするかはあなたの自由です。

退職をしてゆっくり転職活動をすることにも、自分の見つめ直すきっかけになるのでメリットがあります。しかし無職の期間が長すぎると、逆に面接で不利になってしまうこともあります。メリットデメリットをしっかりと理解した上で転職活動をスタートする日を決めましょう。

今の会社と円満退社するためにやるべきこと

退職を決意したら、今いる会社とできるだけ円満退社できるように行動しましょう。退職する理由はどうであれ、お世話になった会社であることは間違いないので、可能な限り円満退社を目指すことです。ここからは円満退社するために僕がリアルにやってきたことをご紹介します。

退職日を伝えるのは早めに

先ほどお伝えしたように僕は、退職日の6ヶ月前に会社に退職する意思を伝えました。「いやいくらなんでも早すぎだろw」と思いますよね。でも僕的には退職を決意した翌日に伝えるのが、会社にとっても自分にとっても大きな不利益にならないと思ったからです。

退職を伝える日が早ければ早いほど、会社は新しく人を雇うための時間を作り出すことができるし、自分は退職を伝えたことで変な緊張感から解放されて仕事に集中できます。

退職すること自体には会社にとって痛手ですが伝える日が早いほど、痛手のレベルが低いと考えたので僕は早めに伝えるようにしました。

引き継ぎはきちんと行う

自分のやっている仕事を他の人でもできるように、引き継ぎはきちんとやるようにしました。

  • 「自分しか知っていないことはないか?」
  • 「自分がいなくても、周りが一切困らずに仕事を進めるためにはどうすればいいのか?」

という考えを基本にして分かりやすく資料を作ったり、ちょっとでも便利になるようにツールを作ったりしました。

引き継ぎはきちんと行わないと、自分が辞めた後の職場が混乱することになってしまう可能性があります。場合によっては、きちんと引き継ぎができていないという理由で会社から訴えられてしまうこともあり得ます。

余計なトラブルを起こさないためにも責任を持って引き継ぎは行うべきです。

退職するからといって仕事に手を抜かない

「どうせ退職するんだから、一生懸命やったって無駄」と考えるのはよくないです。退職するからこそ最後まで仕事に手を抜かずにやることです。

最後の最後で勤務態度が悪くて、会社と関係が悪化してしまうと円満退社どころではありません。退職するまで与えられた仕事はきちんとこなすようにしましょう。

僕は退職する日が決まってからも、変わらずいつも通りに仕事をこなすことを意識しました。

まとめ:退職するなら早め早めの行動を

今回の記事「退職を決意したらやるべき3つのポイント」をまとめると

  1. 退職の意思を伝える日を決める
  2. 半年分の生活費残せるように貯金する
  3. 転職活動を開始する

です。

退職日を決定した後に「やばい、貯金がないから生活費がきついかもしれない・・」と思って退職を取り消そうとするのは、会社にとって迷惑になります。

そんなことにならないためにも、今回の記事が参考になれば嬉しいです。

では、また!

サラリーマン

Posted by じゅん