転職は裏切り行為なの?【出来る限り円満退社するための3つの対策】
- 「転職しようか悩んでいたら、上司に転職は裏切り行為だぞと言われてしまった・・」
- 「そもそも転職することって裏切り行為なの?」
- 「なるべく円満に退社したいと思っているだけど何か良い方法ない?」
転職することに関してこのような悩みを持っている方いるのではないでしょうか?
確かに転職するということは、その会社から人手がいなくなるということですから残っている人たちにしわ寄せがいくこともあるでしょう。
ですがそれだけの理由で転職は裏切り行為と言えるのでしょうか?
答えはNOです。
そこでこの記事では、転職は裏切りというテーマで「出来る限り円満退社するための3つの方法」を紹介していきます。
「転職=裏切り」というイメージを持っている人は、最後まで読めばそれが間違いであることが分かるようになります。
では、早速内容にいきましょう!
転職は裏切り行為ではない
転職が裏切り行為となるのであれば、世の会社員は一生その会社に勤め上げるということを意味します。
でも今の時代、同じ会社に定年まで居続けるのは珍しいケースです。
大抵の人は必ず転職という経験はしていきます。
なので転職が裏切り行為というのは言ってしまえば、かなり古い考えの持ち主ということです。
昔の働き方では、終身雇用というものがあり定年まで同じ会社で仕事が貰えるという安定した時代でもありました。
終身雇用(しゅうしんこよう)は、同一企業で業績悪化による企業倒産が発生しないかぎり定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行である。長期雇用慣行(ちょうきこようかんこう)ともいう。
しかし今は終身雇用が崩壊して、1つの会社に長く居続けるメリットが少なくなっていきました。
むしろ1つの会社に長く居続けることが逆にデメリットになっていくこともあるでしょう。
このように現代の働き方のことを考えていくと、転職が裏切り行為というのは古い考えであることがお分かりいただけたかと思います。
なので上司や周りから「転職なんて裏切り行為だ!」なんて言われたとしても、「あーこの人たちは古い考えを持っている人なんだな」とスルーできるような意志を持ちましょう。
優秀な人はどんどん転職していっている
収入もそこそこ稼いでいる人の共通点は「転職をしている」ということです。
なぜかというと、同じ会社で昇給を期待するよりも、今よりももっと高い給料で雇ってくれる会社に転職する方が年収が上がりやすいからです。
例えば会社の昇給というのは、1年に2,000〜5,000円ぐらい増えていくのが平均的です。
そのためもし毎年5,000円昇給していくと、10年でようやく5万円給料がアップする計算になります。
一方今よりももっと高い給料で雇ってくれる会社に転職することができれば、昇給よりも大きな年収を得ることができます。
例として今の会社での年収が280万円だったとしましょう。
転職活動をした結果、実績やスキルが評価されて400万円を提示してくれました。
あとは内定を出してくれた会社に入社すれば、一気に年収が120万円もアップします。
さっきは10年で5万円だったのに、数ヶ月転職活動をするだけで120万円も給料がアップするのです。
もちろんそれなりのスキルや実績、人柄が重視されますが、もし希望する年収に達しなかった場合は、「まだスキル不足なんだな」と割り切って辞退するのも1つの方法です。
このように優秀な人はどんどん転職活動をしていって、年収を高めていっているのです。
しかも近年ではこのような転職活動がどんどんメジャーなものになっており、今では転職するのが当たり前になりつつあります。
出来る限り円満退社するための3つの方法
「転職は裏切り行為ではないことはよく分かったけど、肝心の上司や周りが裏切りだと思っている」
「だからこそなかなか転職に踏み切ることができない」
そう考えている方も多いと思います。
そこで次からは「出来る限り円満退社するための3つの方法」を紹介していきます。
3つの方法とは
- 早め早めに退職の相談をする
- 仕事をそこそここなすようにする
- 向上心を持つことを意識する
です。僕が実際に退職する際に意識していたポイントになります。
早め早めに退職の相談をする
退職の相談は早ければ早いほど、周りから悪い印象を与えずに済むことができます。
早めに相談しておけば、その間に新しい人材を引き入れるための準備ができたり、あなたが退職する際の引き継ぎの時間も確保できます。
あなたにとっても会社にとっても、他の社員にとっても辞めることを早めに伝えることがそれだけで効果があります。
法律上は2週間前に退職の旨を相談すれば、辞めれるとありますがよっぽどブラックな会社でない限り辞めておくのがいいでしょう。
理想としては「1ヶ月以上前」に退職することを伝えるのがいいでしょう。
退職する理由を話す際は、会社へのネガティブな理由は避けるようにしましょう。
会社とあなたの関係が悪化することにつながって、円満退社から遠のいてしまいます。
- 「新しい環境にいってチャレンジしてみたい」
- 「もっとスキルを高めてレベルアップしていきたい」
というような理由であれば、会社も退職をNOとは言えなくなるはずです。
仕事をそこそここなすようにする
会社を辞めるからといって、いつもより仕事をおろそかにこなすのは辞めるようにしましょう。
「あいつは辞めるから適当に仕事をやってやがる」と周りから噂されて、円満退社が難しくなり、あなたも周りの人も嫌な雰囲気で退職することになります。
なので基本的には仕事はいつも通りそこそここなすように意識しましょう。
ここで辞めるからといって、いつも以上に頑張って仕事をしてしまうと引き止めにある可能性があります。
もし引き止めにあってしまうと、自分がどんどん辞めづらい仕事環境を作ってしまうことになるのでそこそここなすのがベストです。
繁忙期を避けて退職する
いくら転職を応援してくれる人がたくさんいたとしても、繁忙期に辞められてしまうとかなり周りへの負担が大きくなってしまいます。
そのため繁忙期にはなるべく退職日を設定せず、色々と落ち着いた閑散期に退職することを意識しましょう。
閑散期であればあなたの仕事の引き継ぎをする時間もたっぷり作ることができます。
そもそも転職が裏切りっていう会社は・・
そもそも転職を裏切りだと思っている会社には、ちょっと未来がないと思って良いと思います。
というのも転職が裏切りというのは古い考えなので、今後の時代の流れにその会社がついていけないということを証明することにもなります。
良い会社というのは、転職を応援してくれますし会社によっては色々とサポートしてくれるところもあります。
なのでもし裏切りだと言われたとしても「あ〜この会社は辞めて正解だな」と思うようにしましょう。
気にしすぎてしまうとずっと同じ会社に居続けてしまうので、きちんと意志を持つようにしましょう。
もし転職しようかまだ悩んでいるという方は別記事で「転職する判断基準」を解説しています。
「転職しようかずっと悩んでいる」人への3つの判断基準【行動が全て】
まとめ:転職は裏切りではない
転職は言ってしまえば、新しいステージへのステップアップです。
もちろん人によっては年収が下がったり、今よりも忙しい会社に転職してしまうこともあるかと思います。
ですが新しい環境に身を置いて働くことで、新たなスキルが身についたり自分の業界や職種の適性が分かるようになるのでメリットは大いにあります。
なので決して転職を裏切り行為と思わず、自分で決めた道は自分の手で進むようにしていきましょう。
ということでこの記事では、転職は裏切りというテーマで「出来る限り円満退社するための3つの方法」を紹介していきました。