転職1回目の平均年齢はいくつ?【転職は早いうちが有利っていうのは本当か】
- 「転職を初めて行う人ってどのくらいの年齢が平均なの?」
- 「若いうちの方が転職しやすいって聞いたことがあるんだけど、それは本当?」
転職をまだしたことがない方にとって、このような悩みを感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
確かに転職するにあたって、年齢で色々と判断されるケースも珍しくありません。
例えば若い20代であれば、スキルがそこまで持っていなくても将来の期待を込めて採用されやすくなったりします。
もちろん会社の考え方によって採用の仕方は変わってきますが、どの会社も年齢に応じた採用の仕方を決めているものです。
そこでこの記事では「転職1回目の平均年齢はいくつ?」ということをテーマにお話ししていきます。
これから転職をしてみたいと考えている方は必見です。
それでは早速内容にいきましょう!
1回目の転職の平均年齢は〇〇歳
結論から言うと、1回目の転職1回目の平均年齢は「約28.2歳」という結果が出ています。
Job総研の転職と年齢に関する実態調査では、転職を始める平均年齢は28.2歳だと分かりました。
中央値は27.0歳です。
20代後半から、転職を始める人が多いことが分かりました。
また、男性が初めて転職した平均年齢は28.9歳、女性が初めて転職した平均年齢は27.0歳です。
男女ともにみても20代のうちに初めての転職を経験している方は多い結果が出ています。
これだけ見るとやはり20代のうちに転職活動をした方が、転職しやすいということが良さそうに見えますね。
果たして実際に20代の方が30代以上よりも、転職に有利なのでしょうか?
同じ1回目の転職でも年代によってアピールポイントが異なる
結果から言ってしまうと、20代でも30代でも転職の難易度はそこまで変わることはありません。
違いは「面接で聞かれること」です。
20代と30代以上とでは、面接で聞かれる内容、求められるスキルや実績が違ってきます。
そのため各年代に合わせた面接対策やスキル準備をしておくことが、転職をうまく成功させる鍵となるわけです。
20代
20代の若い段階だと「ポテンシャル+実績やスキル」で採用を判断する会社が多いです。
ポテンシャルというのは「将来の可能性」を意味する言葉で、今はまだスキルや実績はないかもしれないけど、やる気があるので将来会社の売上に大きく貢献してくれそうという場合に評価されることです。
例えばあなたがITエンジニアに未経験で転職活動をしたとします。
未経験ということもあって、何も知らないあなたは「とりあえず自分なりにITスキルを高めておこう」とITの資格を取りまくったとします。
するとこの経験は結構面接などで好印象を持ってもらえる可能性があります。
「この人は勉強がちゃんとできているし、面接でもコミュニケーションが上手く取れているし、これから活躍してくれそうだな」というのがポテンシャルです。
20代はこのポテンシャルと実績によって評価されます。
もし新卒1年目や2年目の段階で退職して転職をする場合には「第二新卒」という枠で評価してくれることもあり得ます。
第二新卒では新卒とほぼ同じく、ポテンシャルでの採用となるので実績やスキルがなくても問題ありません。
第二新卒についてもっと詳しく知りたい方は「第二新卒とは何か?新卒との違いとメリットを解説【転職に有利?】」をどうぞ!
30代以降
30代以降の転職活動になると、アピールすべきポイントは「実績やスキル」になります。
ポテンシャルで評価されることはまずないと思っていいでしょう。
実績やスキルというのは、もっと具体的に言うと「その会社の即戦力となるスキル、能力があるか?」ということです。
30代以降は会社の即戦力を求めて採用活動をします。
「うちの会社は今〇〇のような問題を抱えていて、それを解決できる〇〇のスキルを持っている人が欲しい」という時に行うのが中途採用です。
30代以降になると、このような即戦力になれる人材になっておかなくては転職活動はかなり厳しくなります。
転職するのに年齢の限界はないと言っていい
20代と30代とで求められるものは異なりますが、転職の難易度自体はそこまで変わることはありません。
というのもどちらも転職活動をする際には必ず「実績やスキル」が求められるからです。
行ってしまえば実績やスキルがあれば、それだけで転職活動は上手くいくようになります。
仮に40代を過ぎていようとも、即戦力になるようなスキルを持っていれば転職はしやすくなったりします。
なので「転職に年齢の限界はない」と思った方がいいです。
転職に限界が出てくるかどうかは全て自分の行動次第なのです。
会社を選ぶ側でなく選ばれる側になれば最強
自分が会社を選ぶ側になるのではなく、色んな会社から「この人、うちに欲しい!」と思ってもらえる状態が一番最強です。
うちの会社に欲しい!と思ってもらえるということは、自分のスキルや実績が即戦力であり魅力的であることを示しているからです。
場合によっては今働いている会社のお客さんからヘッドハンティングを受けることもあるでしょう。
このような状態になれば、自然と年収も上がっていきますし市場価値も上がるので、将来仕事がなくなるといった不安も格段に下がります。
会社に選ばれる側になるためには、日々どんなスキルが求められているかを知っておく必要があります。
その求められているスキルを知った上で、勉強なり仕事をこなしたりすることで市場価値はどんどん高まってくるはずです。
「とは言っても何から始めれば市場価値が判断できて、どんなスキルを身につければいいかわからない」という方は、「20代におすすめの転職エージェントBEST3【実際に僕が利用したエージェントです】」をどうぞ!
まとめ:転職で上手くいくかどうかは年齢ではなく自分次第
年齢が理由で転職活動が上手くいかないというケースはあまりありません。
ほとんどの場合、年齢よりも自分のスキルや実績、ポテンシャルによって変わってきます。
今回紹介したような、年代ごとに求められることを知った上で転職を検討してみるのもいいかもしれません。
もし検討してみて、まだ自分は転職する時じゃなかったなと思うのであれば、今の会社に居続けてスキルを高めるのも1つの方法です。
ということでこの記事では「転職1回目の平均年齢はいくつ?」をテーマにお話ししていきました。